#29 解釈を変える①白黒思考
本日は白黒思考についてお話ししたいと思います。
前回もお話ししましたが、インナーチャイルド の傷を癒すことと、傷により生じた考え方の癖を直すのは別のことです。
インナーチャイルド が傷付いている時は、他人からよく思われていないのではと思ったり、物事を完璧に仕上げないと気が済まなかったり、失敗したことをいつまでも引きずったり。
毎回同じ考え方をしていると当然ですが癖となっていきます。
インナーチャイルド を癒すと、以前より気持ちが楽になったりしますが、私の経験上染み付いた考え方の癖は意識して治していく必要があると思いました。
でも大体は「今わたし白黒思考していたな」と気づくことができれば、修正していけるものです。
白黒思考とは
白黒思考とはその名の通り「白か黒か」という極端な考え方のことです。
「0か100か」「敵か味方か」「できるかできないか」
あらゆる事柄に対して極端なように見られる時もあれば、人によっては”この時だけ極端”ということもあるようです。
なぜ白黒思考が幼少期の刷り込みによって生まれるのか?
私の見解ですが、絶大な信頼を置いている親からの言葉は子供にとってすべてとも思います。
例えば、親御さんが「学校のテストで点数が悪いやつは頭が悪い」という刷り込みを持って子供に接すれば、子供が20点以下をとった時に叱ったり実際に「頭が悪い」と言うかもしれません。
すると子供は「テストで低い点数をとる人は頭が悪い、ダメなやつ」と、この世の中に生まれてきて初めて気づきます。
そうすると次の日から子供が見る景色は、低い点数の子はダメなやつで、高い点数の子はすごい子です。
このように親御さんが「あれは〜だ」「これは〜だ」とジャッジが多いと子供もそれが当たり前と思うようになり、白か黒かとジャッジするようになっていくでしょう。
白黒思考をやわらげるには気づくことから
白黒思考をやわらげるには、まずは自分が白黒思考をしていると気づくことから始めます。
みなさんが日頃から決めつけていることがないか探してみてください。
例えば
会社の同僚たちがこっちを見てひそひそ話をしている
→きっと私の良くない噂でもしているんだわ
友人が私の話を遮って話はじめた
→やだ、ほんとにこの子って人の話聞かなくて自己中心的
預金にお金がない
→本当にわたしっていつも貧乏なんだよね
目の前のデザートを食べたい
→こんな時間に食べたら絶対太る
別の可能性を考える
上記のような白黒思考が浮かんできたら、別の可能性を考えるようにします。
同僚たちは自分に何かを相談したいのかもしれない。
話を遮った友人は最近人に思う存分話せる機会がなくてつい話したくなってたのかもしれない。
今生活できる分はあって、一応生きてるからきっと大丈夫かも。
今日食べて明日は我慢すれば全然大丈夫かも。
少しでも自分が楽になれるような言葉を考えてみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
刷り込みによって生じる癖は様々ありますが、今回は私も結構困っていた白黒思考についてお話ししました。(今も少し困っている...^^)
これは完全に癖が治るというのはないと思いますし、誰にだって多少はあるものなので完全になくそうとしなくて良いです。
私の場合、忙しくてストレスが溜まっているときは、つい白黒思考になりがちです。
その度に一旦深呼吸して別の可能性を考えています。
みなさんも自分のペースで進めるのがおすすめです。
次回からも続々と刷り込みによって生じる考え方の癖についてお話しします。
お読みいただきありがとうございます。
airi
#28 物事に対する解釈を変えていく
こんにちは。
引越しやら転職やらで間が空いてしまいました...^^
前回は、インナーチャイルド を癒す最初のステップをまとめました。
大人になってからもインナーチャイルド が傷ついている原因は、当時傷ついた時に感情が消化しきれていないことにあります。
それは過去に紹介した小さなワークやイメージワークを試してみてください。
感情を解放すると、気持ちが楽になります。
しかし、今までの考え方を変えるのはまた別のことです。
ずっとネガティブに考えがちな人や白黒思考が強い人は自分に合わせた方法で柔軟にしていくと生きやすくなります。
どちらも幼少期の刷り込みによるものです。
ネガティブに考えがちな人は、少しずつで良いのでポジティブな面に意識を向けていくことが必要です。
白黒思考が強い人は、白黒でジャッジせずに「まあ、どっちでもいっか」という楽観的さ、曖昧さを身につけることが必要になります。
みなさんは、目の前起こった出来事に対して自分がどのように捉えているか把握していますか?
泣いている赤ちゃんを見て
「泣いている赤ちゃんをあやすのとか気力使いそう...子育てって大変そうだな」
と子育ては大変だと捉える人もいれば
「何年か経てば自立していくのだから、子育てって有限だし、貴重な経験だよな」
と長い人生の経験として貴重だと捉える人もいます。
どう思っても良い悪いはありませんが、どう思うと自分が気持ち良いか、心地よいかを考えてみてください。
そして、そちらの考え方を採用するように意識してみてください。
私は後者の捉え方が気持ち良いので、例えば一度「子育てって大変そうだ」と思っても「大変だけど、若いうちに元気に子育てできるのは幸せだよな」と修正したりします。
もちろん子育てはめちゃくちゃ大変ですよね、24時間営業ですから。
この意識の使い方を覚えると、世の中が幸せなものに見え始めます。
世の中が不幸だらけなのは、不幸なことに目を向けているからです。
自分の目の前で起こったことに対して、気持ち良い・心地よい思考を選ぶようにしてみてくださいね。
(心地よい思考を選び始めると少し経った頃に「なんだこれ、体育会系みたいな考え方でうざったい」と私は思ってしまいました。それは、ポジティブな考え方をしようしようと無理をしているサインなので、一度中断し、少しずつやってみてください。)
ポジティブにならなければ!と思うのも、白黒思考なので...^^
お読みいただきありがとうございます。
airi
#27 今までの流れ
こんにちは。
今までの傷を癒す方法について投稿した記事をステップでまとめてみます。
①生きづらい場面を書き出す
まずは現在で生きづらいと感じる場面を書き出してみましょう。
仕事、人間関係、恋愛、お金、健康に分けると書き出しやすいと思います。
詳しい方法はこの記事をご覧ください。
②生きづらいと思っていることを認める
書き出したら、それが原因で「辛い」「生きづらい」と思っていることを認めましょう。
ああ、自分はこういうことで悩んでいるんだな、と認識できればそれでOKです。
③ ①から否定的な自己イメージを見つけてみましょう。
嫌な気持ちになる時に誰からどんな風に思われている(又は言われている)気がするか?に注目してみましょう。
詳しい方法はこの記事をご覧ください。
③否定的な自己イメージに関する家族の関係を思い出す
否定的な自己イメージが創られたのは、幼少期の親との関係です。
一体どのような出来事がその否定的な自己イメージを生み出すことになったのか振り返ってみましょう。
どのようなことがあったのか紙に書き出してみると認識しやすくて良いと思います。
④自分が傷ついたことを認める
ここでも自分が今まで沢山傷ついてきたことを一旦認めてあげましょう。
「自分の家族には適切ではない出来事があり、その出来事で傷つき自分は現在生きづらさを抱えているんだ」と。
⑤感情を感じて、表現する
目を瞑って、自分の家族関係で傷ついたことを思い浮かべてみましょう。
その時小さい自分はどのように感じていたでしょうか。
そして、その感情をあらゆる方法で表現してみましょう。
詳しい方法はこの記事をご覧ください。
⑥感情を手放す
ネガティブな感情はいつまでも抱えていると辛くなってしまいます。
イメージの中で手放しましょう。
イメージワークに正解はなく、自分がスッキリするなぁというものを選んでくださいね。
以下はネガティブな感情を黒い物体に置き換えたイメージワークになります。
以下は小さい自分の願いを叶えてあげるイメージワークになります。
イメージが苦手な人は、感情を紙の上に書き殴るのがおすすめです。
言葉でも線でもいいので、自由に吐き出しましょう。
終わった後は安全な場所で燃やすのが一番ですが、そういう環境がない場合はビリビリに破いてゴミ箱に捨てましょう。
まとめ
傷を癒す流れをステップにまとめました。
それ以降は、インナーチャイルド の育て直しとも言いますが、幼少期に傷ついた経験から歪んでしまった考えや決めつけを和らげていく作業です。
次回以降、育て直しについても再度記事を投稿していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#26 幼少期の刷り込みを具体化する
こんにちは。
前回はインナーチャイルド を癒すイメージワークを紹介しました。
上手くできなかった気がする...という人は、youtubeに声で誘導する動画も沢山出ているので検索してみてくださいね。
さて、今回は”幼少期の刷り込みを具体化する”というお話。
これは私がカウンセリングを受けた経験をもとに書いていきます。
幼少期の刷り込みには、人によって様々ですが大人になった私たちを苦しめるのは「私はいい子でいなければ愛されない」「私は優しくしなければ愛されない」等、ほとんどの人が「私は〜しなければ愛されない」という刷り込みがあると思います。
例えば親から「〜しないとお母さん怒るよ!」「〜しないならここに置いてくよ!」と言われたり、「我慢して偉かったね」「いい子だからお金あげるね」などそういう言葉たちがこういった刷り込みを創ります。
今回お話したいことは、みなさんの中に出てきた刷り込みは具体的にどのような状態を指すのか考えてみると、みなさん各自の基準が見えるということ。
「いい子」ってどういう状態?
「優しい」ってどういうこと?
もしかしたらそれは偏った思い込みかもしれないと気づく機会になれば嬉しいです。
自分の刷り込みを見つけて考えてみましょう。
幼少期の刷り込みを見つける
#2では、大人になった現在で悩んでいることに焦点を当てセルフイメージ(刷り込みのもととなる自己イメージ)を見つけるワークを紹介しています。
ぜひ、まだ見つけてない方はやってみてください。
ここでの例として出したセルフイメージは「私は頭が固くて面倒で人を苛立たせる存在」でした。
つまり、「私は頭が柔軟でいなければ愛されない」という刷り込みがあります。
※「頭が柔軟」というのは少し分かりづらいですが、例えば「聞き分けが良い」「人の意見をよく聞く」「上手く立ち回る」という風に考えられます。
私が見つけたセルフイメージは「私は役立たずな存在」でした。
これは「私は役に立たなければ愛されない」という刷り込みがあるということ。
具体化してみる
刷り込みが出てきたら具体化してみましょう。
「私はいい子でなければ愛されない」
いい子って例えばどういう状態?→人の言う事を聞く、反論をしない、我慢する
「私は優しくしなければ愛されない」
優しいって例えばどういう状態?→笑顔で接する、頼まれたら必ずする
「私は役に立たなければ愛されない」
役に立つって例えばどういう状態?→頼まれごとをする、困っていたら助ける
具体化した答えに疑いをかける
人の言う事を聞くこと・反論をしないこと・我慢することがいい子ということなのか?
笑顔でいること・頼まれたら必ずすることが優しいということなのか?
頼まれごとをすること・困っていたら助けることが役に立つということなのか?
そして、あなたは本当にそれをしなければいけないのか?
問いかけてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
出てきた刷り込みがどういう状態を指すのかを考えてみると、偏った思い込みが出てきます。
補足でお話すると、海外では「ちゃんと断れること」「自分の意見を言えること」「反論できること」「欲しいものをほしい」と言えることが良いことととされています。
また、「謝らない」というのも有名な話です。
もちろん「だから海外は良い」という話ではないし、日本と海外のどっちが良いという話ではありません。
偏った思い込みに捉われずに、その時の状況や自分と相手の気持ちを考慮して、その時の最善であろう選択をすることが私は大切だと思います。
相手が困っていたら手助けするのも優しさだし、相手の成長のために手助けしないことも優しさですよね。
役に立つというのも、自分にとっては「役に立てたぞ!」と思っても、相手からは迷惑と思われているかもしれません。
白黒思考とも呼びますが、何が良くて何が悪いというように決めつけてしまわずに「今はどういう風に言動・行動したら最善かな?」と考えてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#25 インナーチャイルド を癒すイメージワーク
こんにちは。
今回は、インナーチャイルド を癒すイメージワークをご紹介したいと思います。
インナーチャイルド を癒すためにはこのワークが必須なことは知っていたのですが...
昨年ジョン・ブラッドショーさんの「インナーチャイルド〜本当のあなたを取り戻す方法〜」 という本を見て挑戦してみましたが、何度やっても、ものすごく眠くなってしまい、上手くできず、今まで実感がなく紹介できませんでした。
ジョン・ブラッドショーさんに比べると少し省略されたワークをシェアしている方がおり、それをやってみたらすぐでき、かなり気持ちが癒されました。
なので、今回はそちらを紹介したいと思いますが、さらにわかりやすいように私なりに4ステップに分けてみました。覚えてからやってみましょう。
①イメージの中で幼少期の自分を思い浮かべる
目を閉じて幼少期の自分を思い浮かべます。
傷ついた頃に自覚がある場合は、その頃の自分を思い浮かべましょう。
いつ傷ついたかもわからない場合は、小さい頃の自分をなんとなくイメージしましょう。
②幼少期の自分に「何が辛かった?」と聞く
幼少期の自分に「何が辛かった?」聞いて、返答を待ちましょう。
イメージの中で自然と返答してくれる時もありますが、イメージが苦手な方は幼少期の自分ならなんて答えるか?と想像して返答しましょう。
例としては、「お母さんとお父さんが喧嘩してて嫌だった」「学校から帰ってもお母さんがいなくて寂しかった」「ひどい言葉を言われて悲しかった」等
③幼少期の自分に「じゃあ、どうしてほしかった?」と聞く
辛いことを聞いた後に、「じゃあ、どうしてほしかった?」と今度は理想を聞いてあげましょう。
「お母さんとお父さんにいつも笑顔でいてほしかった」「学校から帰ったらお母さんがごはんを用意して待っていてほしかった」「褒めてほしかった」等
④イメージの中で、”してほしかったこと”を再現する
「じゃあ、それをイメージの中で叶えてあげるね」と言って、その理想を鮮やかに幸せそうに作り上げてみてください。
幼少期の自分が笑顔でいっぱいになったら、「よかった!またね〜」と言って、イメージの中から抜けてきましょう。
以上です。
いかがでしたでしょうか。
”このイメージワークを行なっても親からされたことは変わらないじゃないか!”と思うかもしれません。
その通りです。起こった事実は変わりません。
ですが、なぜこれで癒されるかというと、現在の私たちを苦しめているのは幼少期の頃の感情だからです。
その感情さえ解放すれば、過去の事実は変わらなくとも心は癒されます。
私が体験済みなので言えることです^^
今回紹介したこのワークを座りながら10分程度で気軽にやってみましょう。
慣れてきたら、仰向けになってじっくり幼少期の自分の願いを叶えてあげください。
いきなりイメージするの難しそう...という方は、まずは幼少期に辛かったことを箇条書きして、ひとつひとつ叶えてあげるのもいいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#24 フィルターが現実を作る
こんにちは。
今回はフィルターについてお話しようと思います。
#2では、私たちが嫌な気持ちになって生きづらくなるのは、否定的な自己イメージが大きく影響していることをお話しました。
否定的自己イメージとは、内なる自分が持っている幼少期の傷から生じる思い込みです。
それは、嘘、幻想、思い込み、刷り込み、そしてわかりやすく言うと親からの暗示です。
最近だと”フィルター”とも呼ばれているので、今回は”フィルター”という言葉を使用して、改めて説明したいと思います。
#2を読まれていない方はぜひご覧ください。
いつも他人から嫌なことをされるのはなぜ?
そう思った経験は、ありますでしょうか。
「どうしてこんなひどいこと言われなきゃいけない?」
「どうしてこんなひどいことされなきゃいけない?」
「なぜわたしばかり...」
それは、自分の中にある”フィルター”がそういう環境にさせています。
例えば、親から馬鹿にされて育った人は”私は馬鹿にされる人間だ”というフィルターが作られます。
そうすると、自分で”私は馬鹿にされるにふさわしい”と思い込んでいるので馬鹿にしてくる人に自分から近づいていったりします。
もしくは自分から”私は馬鹿にされる人間なので..."という雰囲気を出している為、相手は”馬鹿にして当然の人間だ”と判断し、段々馬鹿にされる言葉が増えるという現象も起きてきたり。
そしてやはり相手から近づいてくることもよくあると思います。
心が満たされていない人は、見下す人間を無意識に探していたりしますから。
幼少期の時に作られたフィルターを通して現実世界が見えるので、幼少期に辛い経験があった人ほど大人になっても辛い気持ちになっている可能性が高いです。
引き寄せの法則
引き寄せの法則はみなさんも聞いたことがあると思います。
欲しいものを書いたり、唱えたり、イメージしたりすると手に入る...夢のような話ですね。
これは、魔法の話ではなくて、人間の心理を利用したものです。
しかし、これも幼少期の傷が関係し、上手くいく人といかない人に分かれます。
引き寄せをしたい人の中にあるフィルターが
”私は馬鹿にされる人間だ”
”私は不幸せな人間だ”
”私は嫌われる人間だ”
というものだったらどうなるでしょうか。
欲しいものを手に入れたら、人から「羨ましい〜!」「すご〜い!と称賛されたり妬まれたりして、馬鹿にはされません。
欲しいものを手に入れたら「しあわせ〜!」と十分幸せを感じ、不幸せから抜けてしまうかもしれません。
欲しいものを手に入れたら、「彼氏もいるし友達もいるし最高!」と人から嫌われないかもしれません。
その為、願ったとしても、自分から叶わないような行動をするようになります。
思い込みを変えるには?
過去の記事で暗示かけ直しなど、ご紹介させていただきました。
インナーチャイルドを癒すのに効果的とされているのは、イメージの中で小さな頃の自分の願いを叶えてあげるというワークです。
昨年私もやってみたのですが、ものすごく眠くなってしまって難しかったので、紹介しませんでした。自分の幼少期を見たくない人は眠くなったりするようです。
最近、簡単なイメージワークに再度チャレンジしたところ、かなり癒されたので、私が行ったイメージワークを次回ご説明しますね。
お読みいただきありがとうございます。
airi
#23 自分を大切に扱うために
こんにちは。
前回は自分を好きになるということについてお話しました。
内容としては、他人と自分を健全に比べて、他人も自分もオンリーワンだと気が付くことが大切とお話しました。
今回は自分を好きになるために私が行っている方法をシェアします^^
自分を大切に扱う(自分に嫌なことをさせない)
”好き”という言葉には、”大切”という意味も含まれています。
つまり”自分が好き”ということは、”自分が大切”ということです。
「私は自己肯定感が低いからこんなに不幸なんだ。自分を好きにならなきゃ!」と好きになることに焦るよりも、「私は自分を大切にできているだろうか?」とまずは問いかけてみてください。
嫌なことを自分にしていませんか?
「そんなことしていないよ」と思うかもしれませんが、案外しているものです。
私も実際、自分が嫌だと思っていることにさえ気がつかなかったのです。
ここからは、自分を大切にするステップをご用意しましたので、ぜひ紙に書いて整理してみてください。
1. 最近嫌だったことを書き出す
最近嫌だったことを書き出してみましょう。
どんなに些細なことでも必ず書きましょう。
何気なく「嫌だな」と思っていることには気がつきにくいからです。
下記の例は自分を大切にできない人に共通するものです。
例)
・夜は一人で過ごしたかったから、人からの誘いを断りたかったのに、断れなかった
・人から「〜〜」と嫌なことを言われた
例は他人が関わっていますが、他にも「汚い部屋で過ごしている」「毎日味気ない食事で退屈」など日常に関する些細な事柄もあるでしょう。
2. 自分を大切にしている人はどのように対応するだろう
嫌なことを書き出したら、自分を大切にしている人はこれらに対してどのように対応するかを考えてみてください。
例)
夜は一人で過ごしたかったから、人からの誘いを断りたかったのに、断れなかった
↓
自分を大切にするには、どう対応するか?
↓
・予定があるので、また今度参加しますね!と断る
・断れなくても、後にメールや電話で「予定ができた」と後からでも断る
・断れず行くことになっても、早めに切り上げて自分の時間を作る
・人から「〜〜」と嫌なことを言われた
↓
自分を大切にするには、どう対応するか?
↓
・少しでもその人から物理的に離れる時間を作る
・嫌なことを言われた時は、反応しないでその場を離れる
・別の話題に切り替える
・汚い部屋で過ごしている
↓
自分を大切にするには、どう対応するか?
↓
・毎日少しずつ片付ける
・空気の入れ替えだけでもする
・業者や友達など、人に頼ってみる
毎日味気ない食事で退屈
↓
自分を大切にするには、どう対応するか?
↓
・レシピ本を見てみる
・お気に入りの器を見つけてみる
・好きなものから彩りよく作ってみる
このように整理すると行動しやすくなります。
私も以前は断ることが大の苦手でしたが、自分の時間を大切にしたいときは積極的に断るようになりました。
予定が無くても一人でアマゾンプライムをだらだら見ていたい時だってありますから^^
そして、これに沿って行動してみると案外なんてことなかった!と思うと思います。
少しやってみるだけで、「自分を大切にしているな〜」という感覚が湧き上がってきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
普段から自分を大切にしていると、他人の目や、他人がどう思っているかなどどうでもよくなります。
#20の許せない自分という内容にも繋がりますが、自分に許していないことを他人がすると当然許せない気持ちが湧きます。
その逆で自分に許していることを他人がすると気にならなくなるのですね。
なので、人間関係が上手くいかない、他人が気になる・許せない、という人は、自分の中にあるルールが多すぎるということです。
なーんか人とうまくいかないなって時は、今回の記事で話したように「嫌なことをやらない」ことで自分を大切にしてみてください。
嫌なことをし続けていると、嫌なことをやらずに好き勝手生きている人を見た時に激しい怒りが湧いてきます...!
何事も少しずつ、少しずつです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#22 自分を好きになる
こんにちは。
結局のところ、これができれば人生幸せというものがあります。
それは、自分を好きになること。
幼少期に辛い思いをして、インナーチャイルド が傷ついている人には至難のことかもしれません。しかし、意外にも自分を好きになることは簡単です。
自分を好きになるために意識、言葉、行動を少しずつ変えていけばいいのです。
いきなり自分大好きにはなれないかもしれませんが、意識することで変わっていきます。
本日は、私が普段行なっている自分を好きになるためのワークを紹介します。
1.他人の良いところ探し
他人の劣っている部分を見つけては「自分はあそこまでひどくはない」と自分を持ち上げてみたり、他人の間違いを見つけたら即座に指摘したくなったり。
それは自分に自信がないからすることです。
自分のことが好きになれないから、他人の悪いところを見下して「自分は大丈夫」と自分を好きになろうとしているのですね。
でも実は、”人は鏡”というように他人の悪いところが気になるのは自分にもそういうところがあるからです。
#20では、許せない自分についてお話しました。
遅刻する自分を否定しているから、遅刻する他人を否定したくなるのです。
肯定できていれば、他人が遅刻していようがいまいがどうでもよくなります。
逆に他人の良いところを見つけるようにしてみたらどうなるか。
あの人はこんなところがいいな。
こういう部分は扱いづらいけど、いつも笑顔で元気でるな。
いつも冷静に場をまとめてくれているな。
細かく観察していると、意外とみなさんとても優しくて思いやりがある人間だと気がつくと思います。
そう、人間って愚痴や不満を吐きながらも案外優しいし、真面目だし、やることはやってくれます^^
そのありがたみに気が付くのが第一歩だと思います。
そして、このように他人の良いところを見つけていると、人にはそれぞれ役割があることに気がつきます。
○○はリーダーシップがあって、みんなをまとめるのが上手。
○○は上に立つことが苦手そうだけど、サポートが細やかで縁の下の力持ち。
○○は明るくてムードメーカー的存在。
上記はよくある代表例ですが、他人の良いところを見ていると、全員が持っている才能も性質も本当にオンリーワンなことに気がつき、感動します。
だとしたら、自分もオンリーワン!ってことです^^
2.健全に他人と自分を比べて自己分析をする
ある程度、他人の良いところを見つけたら今度は自分の番です。
他人にはできているけど、私にはできないことを見つけたり
他人にはできないけど、私には簡単にできちゃうことを見つけたりして
他人と自分を比べることで、自分の才能や性質を分析しましょう。
他人と自分を比べると落ち込んだり、嫉妬したりする人も多いかと思います。
でも、すべての人はオンリーワンということを前提に健全に他人と比べましょう。
あの人も素晴らしいし、私も素晴らしい。
なかなかその気持ちにはなれないかもしれませんが、何度も言い聞かせることが大切ですし、何事もコツコツやれば身になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
自分が好きになれない人は、自分の顔や声が嫌いって思っていたりします。
でも、その顔や声もオンリーワンです。
自分に似合うメイクを探してみたり、話し方を工夫したりすることで、もっとオリジナル性を出すこともできます。
ぜひ、他人も自分も世界に一人しかいないものという前提で比べてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#21 自己主張する大切さ
こんにちは。
実は、インナーチャイルド が傷ついている人は他人に嫌なことを嫌と言うのがとても苦手です。
もし言えたとしても、それは非常に心に負担がかかります。
また、不機嫌な態度で示してしまったり、我慢した挙句に「嫌!」と爆発してしまったり、適切にNOが言えないこともよくあるでしょう。
これは、長年親の顔色を伺って、親のために生きてきたことが原因です。
「嫌です。やりたくないです。」と断るのは、自分を守るためにも時には必要ですし、「ここまではいいけど、ここからは厳しい。」とできるところまで伝えるのも大切です。
しかし、幼少期の私たちは親を愛している、そして愛されたいために、必死に親のために頑張ります。
「嫌。やりたくない。」と言えたけれど、「わがままだ。」とか言われて否定された経験が何度もある人もいるでしょう。
そうした経験が積み重なると
”断ったら、愛されない”という思い込みが作られます。
そして、断ることに躊躇いをもってしまうのです。
私は昨年、押しの強い母親に反抗することを諦めて、常に顔色を伺い、母親の言うことは何でも聞いて過ごしていました。
そのうち、体に異変が起こり始めました。
体がいつも怠く、しまいには起き上がれなくなってしまいました。
お風呂に入るときも、重い体を必死に持ち上げて、息切れしながらお風呂場へ向かっていました。
あまりにも体が重いので、次第にうつの症状だと気がつきました。
それからはカウンセリングを受けて、母親からの頼み事を適切に断れるようになりました。
そして、どんどん体が軽くなっていきました。
「今日はできません。」
「あれはできるけれど、これは苦手なのでできればやりたくない。」
「明日ならできるけど、明日でいい?」
「他の人に頼んでくれる?」
ついには母親の頼み事すべてをこんな風に「自分の好きな時に行える」ように変わっていきました。
その時には、外の空気が美味しいと感じ、景色がはっきり見え、清々しい気持ちを体験しました。
私が私の意見をちゃんと聞いてくれてる!
無理をしてない!
そんな感動が溢れていました。
まずは「嫌」という自分の声を聞いてあげてください。
無理して付き合っている人はいませんか?
無理してやっていることはありませんか?
本当は嫌なのに、嫌と言えないことはありませんか?
相手に伝えられなくてもいいので、まずは”本当は嫌だったこと”を聞いてあげてください。
それを無視し続けると、だんだん無気力になったり、自己否定が自動的に働いたりします。
あなたが我慢していたことはなんでしょうか。
ぜひ、考えてみてくださいね。
紙に書き出すとより把握しやすいのでおすすめです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi
#20 許せない自分はいますか?
こんにちは。
今回は「許せない自分」についてです。
みなさんの中に、許せない自分というのが少なからず存在しています。
その許せない自分というのは、幼少期の思い込みからくるものです。
例えば、遅刻して親にものすごく叱られた経験があると、「もう遅刻しないようにしよう」という風に思いますね。
愛されたい親から強く叱られたことで「遅刻したら愛されない」と思いこみ、遅刻しないように必死に頑張ります。
そしてたまに遅刻した際には、「どうして遅刻してしまったんだ」と親の期待に応えられなかったことで自己否定が始まります。
みなさんの中にある「〜しなければならない」「〜すべきだ」という考えが浮かんだら気づいてください。
本当にそうしなければいけないのか?
そして、許せない自分に気がついたら、ひとつひとつ許してあげてください。
それだけで少し心が楽になります。
許せない自分を許すステップをシェアします。
①自分の中にある「〜すべきだ」または「〜しなければならない」という思い込みを書き出してみましょう。
・遅刻するべきではない
・人を馬鹿にするべきではない
・優しくあるべきだ
・要領良く動くべきだ
・常に部屋を綺麗に保つべきだ
・人に気を遣うべきだ
②上記の内容を許せない自分に変換します。
「〜べきだ」と思っていることは、そうできない自分は許せないということです。
・遅刻する自分
・人を馬鹿にする自分
・優しくない自分
・要領悪い自分
・部屋を綺麗に保てない自分
・人に気を遣えない自分
③許せない自分が出てきたら、ひとつひとつ許してあげましょう。
・たまには遅刻してもいいんだよ
・馬鹿にした発言をしてしまっても、それを受け取るかは相手の問題だし、どう感じるかも相手の問題だよ、だからそんなに気にしなくていいよ
・無理して優しくしなくてもいいんだよ
・おっちょこちょいでも、ドジしても、次にカバーできればいいよね
・たまには汚くってもいいよ、お掃除にもお休みが必要だよ
・無理して気を遣わなくていいんだよ、お節介になる場合もあるしね
まとめ
いかがだったでしょうか。
許せない自分がいると、瞬時に自己否定がはじまったり、「自分はこんなにやっているのに相手はできていない」と相手を責める気持ちが生まれたりします。
そのような自分でいることは私たちの本望ではないはずです。
物事がうまくいかない、人間関係がうまくいかない。
そのようなときは、自分の中の許せない自分を許してあげているか?
自分に優しくしてあげているか?
確認してみてくださいね。
久しぶりになってしまいましたが、今日からまた投稿頻度を上げていきたいと思います^^
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
airi
#19 過剰な欲もインナーチャイルド ?
こんにちは。
お久しぶりになりました。
最近は、日々過ごす中で記事にしたいことが浮かぶのを待つようにしています。
無理やり記事にしても、あれっなんか違うな、となりそうなので^^...
今回は、過剰な欲もインナーチャイルドが関係しているというお話。
過剰な欲というと何が思いつきますか?
甘いものが食べたい欲
逆に食べずに綺麗な自分でいたい欲
ブランドものを纏いたい欲
物を買いたい欲
自分は素晴らしい人間だと見られたい欲
性行為がしたい欲
人に尽くしたい欲
人を従わせたい欲
挙げればキリがありませんが、どれもインナーチャイルド が関係していると私は思います。
このすべての欲は、あるものを得たいからです。
それは”安心”です。
自分を否定する気持ちが湧き上がる毎日で、その人にとって上記のような欲を満たすことで ”安心”が得られるのです。
わかりやすく言えば、”親から愛されたいのに愛されなかった”という否定から目を背けるための一時的な安心です。
例えば、甘いものを食べたときって幸福感に包まれますね。
よって一瞬でも嫌なことから離れられるのです。
ブランドものを纏うのも、他人から馬鹿にされることなくむしろ良く見られることが安心材料となるのです。
過剰な性行為を求めるのもそうです。
誰彼構わず性行為をしている人は「チャラい」「浮気症」と言われますが、そんなことはありません。インナーチャイルド の傷つきからくるものです。
性行為をすることで人肌を感じ、愛されている、繋がっていると感じたいのです。
または、快感によって忘れたいことがあるかもしれません。
テレビでは、芸能人の不倫問題が取り上げられており、「信じられない」「どうしてそんなことしちゃったんだろう」との声があがります。
あれは、心の病からくるものだとわかったら皆さんどのような反応をするでしょうか。
自分にも思い当たる節がある..と自分の欲に気づく人も増えるかもしれませんね。
親に反発できなかった(甘えられなかった)過去がある人は、様々な形で姿を表します。
今回の話のように、自分を満たす形で出てくる人もいますし、鬱のように自分を傷つける、攻撃的になり他人を傷つける、という人もいるでしょう。
みなさんは、欲が顔出すことはありませんか?
人間ですから、多少はあると思います。
過剰な欲が出てきたら、なぜだろう?と考えてみてください。
そして
寂しい、安心したい、愛されたい、嫌なこと忘れたい。
そう思っている自分に気づいてあげてください。
できたら、自分が安心する言葉をかけてあげましょう。
「あー、今自分、嫌なこと忘れたいって思ってる...嫌なことってなんだっけ?あー、今日はこんなことがあったな、昔もこんなことあったっけな、頑張ってるなわたし。今のままで十分だよ、自分。」
そして、過剰な欲を少しずつ満たしてあげましょう。
甘いものが食べたいのだったら、半分はお米にして、デザートに少し甘いもの。
自分を良く見せたいのだったら、まずは食事から見直したり、内面から綺麗にする。
物を買いたいのであれば、使用しないものを先に捨て、本当に必要で欲しいものだけ買うこと。
自分の体や精神面を健康的に満たしてあげることが大切です。
または、あったかい湯船に浸かったり、アロマを嗅ぐと安心感を得られます。
方法を変えて、安心感だけを得るのもおすすめです。
結局のところ、ホッと安心したいのが本音です。
性的欲求などはパートナーがいないと難しいことだったり、パートナーがいてもパートナーが性行為に前向きでない場合は叶わないのでやはり違う方法で満たすようにしたらいいかもしれません。
湯船に浸かる、アロマ、美味しいものを食べる、パートナーがいる場合は手を繋いでもらったり、マッサージをしてもらうなどスキンシップをとってもらえるようお願いしたりするといいかもしれませんね。
最近私は、仕事帰りの道にあるジャンクフードに惹かれます。
「あー、疲れてるんだな、わたし。でも胃腸に負担かけるから、帰ってお茶漬けでホッと一息つこう」と言い聞かせています。結果食べられるのはジャンクフードではないですが、ゴールである食欲は満たしてあげることにしています。
みなさんも自らの欲求を肯定し、なるべく健康的に満たしてあげてくださいね。
では、今回もお読みいただきありがとうございます。
airi
#18 どう在りたいか
みなさんこんにちは。
世界も、日本も、様々なことが起きています。
インナーチャイルド がどうとかよりも、そちらのことが気になって言いようのない不安で精神的に辛い方もいらっしゃるかもしれません。
現段階で私がみなさんに伝えたいことは、どう在りたいか、ということです。
世界の出来事を見て、みなさんはどう思いましたか?
そして、自分はどう在りたいと思いましたか?
日本の出来事を見て、どう思いましたか?
自分はどう在りたいと思いましたか?
それだけだと思います。
誰が悪い、私は惨めだ、世界は残酷、ろくな人いない、可哀想、憎い...
そこからは何も生まれません。
何を大事にどう生きたいのか?
他人に、愛する人にどのようにしたいか?
これが一人一人の答えになると私は思っています。
この時代に大切なことがもうひとつ。
ひとつの情報で決めつけしまわないことです。
私たちの知らないことがたくさんあります。
心揺さぶる情報が流れてきても、その裏側、側面、斜め上から。
誰かを責める前に、不幸を嘆く前に、色んな真実を考えてみてください。
真実は本当に多様にあります。
そういう部分では、この世は難しく、私も簡単に意見が言えるわけもないですが
できるだけ愛を持って生活するよう心がけたいですね。
私自身に
「どう在りたいか?」と問いかけたときに
「愛をもって、強く生きたい」と思いました。
愛ってなんでしょうね。
みなさんは、どういうのが愛だと思いますか?
私には手の届かないくらい壮大なものだと思っています。
私は愛をもって生きていけるか?
この人生の課題です...^^
人々の心が平和でありますように
airi
#17 手放したいものを決める
みなさんは夜寝る前に一人反省会することはありますか?
反省会と聞くと、自ら行う積極性が感じられますが、寝る前は潜在意識に自己否定が刷り込まれる恐れがあり、あまりよろしくないと言われていますね。
また、反省とはネガティブな感情になる行為だと多くの人が認識していますし、そして実践していますが、本来は「次はどうするのが最善か?」と考えるためのステップです。
無意識に「あそこはああすれば良かった」「なんであんなこと言ってしまったんだろう」とぽんぽん浮かび、大半の人が後悔、やりきれない、不安、落ち込みの気持ちを抱えたまま眠りにつきます。
果たしてそれは望んでいることでしょうか。
できるならば良い気持ちで眠りたいと誰もが思うことでしょう。
今回はそのようないわゆる"過去に執着する気持ち"の手放しについてお話ししていきます。
過去に執着する気持ちは、意識して手放さないと長い間付き纏います。
例えば、許せないこと、傷ついたこと、腹が立ったこと等、思い出すだけで感情が湧いてくる過去がありませんか?
それを無意識にある時ふと思い出して嫌な気持ちになったりするならば、手放したほうがいいサインです。
思い出さないもの、あるいは思い出しても「そんなこともあったなぁ。」と懐かしめる余裕があるならば、もう手放せています。
では、どのように手放すのか?
まずは、どのような過去を手放したいのかを自分がはっきり認識することが大切です。
紙に手放したい過去を書いてみましょう。
例)
・◯◯に裏切られて腹が立った。見返してやりたい気持ちになった。
・◯◯に〜と言われて、恥ずかしかった。みんな自分のことをそう思ってるのかと悲しくなった。
・〜の時、失敗して周りに多大な迷惑をかけた。罪悪感でいっぱいで自分が情けない。等
このように、どのような出来事でどのような気持ちになったのか?を書いてみましょう。
書いたら眺めて、「自分はこれを手放したいんだなぁ」とまずは認識するだけで良いです。
頭の中のイメージではなく、文字という媒体で把握するという行為が大切です。
次には、それらを手放すと決めることです。
決めるだけ?という感じですが、まずは決めるだけです。
その過去にまつわるネガティブな感情は自分のこれからの人生に必要なのか?と問いかけてみてください。
「必要ありません。」と冷静に判断するだけで良いです。
(これからの人生に生かせる経験にはなったが、ネガティブな感情はもう必要ない)
私は合わせて手放しを後押しする言い聞かせもやっていますのでシェアします。
どんな言葉でもいいので、自分が手放せるようなことを過去ごとに言い聞かせてみてください。
例)
・◯◯に裏切られて腹が立った。見返してやりたい気持ちになった。
→許せないけれど、私がもし相手に仕返しをしたら相手と同じ土俵にあがったことになる。私は決して相手と同じことはしないと誓おう。仕打ちをしても、先がないし、いつか自分に返ってくるだけだ。それならば他の人に幸せを与える行動のパワーにしていこう。
・◯◯に〜と言われて、恥ずかしかった。みんな自分のことをそう思ってるのかと悲しくなった。
→恥ずかしかったけれど、恥ずかしい気持ちになる経験など一生のうち何度できるか?生きているうちにその経験ができて良かった。
そして、周りが全員自分のことをそう思っているのはただの思い込みだ。周りはそれほどわたしに関心はない。そして誰もが恥ずかしい気持ちを経験して強くなっていくだろう。だから珍しいことではない。
・〜の時、失敗して周りに多大な迷惑をかけた。罪悪感でいっぱいで自分が情けない。
→多大な迷惑をかけたのは間違いないが、それについては存分に反省をした。そうならないよう生きてきた。それだけで十分ではないか。そして、周りに迷惑をかけない人間などいないし、そういったトライアンドエラーがあるからこそ社会は発展していくのだろうな。良い経験として自分の糧になった。
決してポジティブにならなくて良いのですが、このようにネガティブな感情を打ち消すようなイメージで言葉を考えてみてください。
実際に口に出すといいと思います。
紙に書いて、言い聞かせを行ったあとでも、たまにふと思い出すときがあるかもしれません。
何度でも言い聞かせてください。
次第に「そうだよな」と思える瞬間がやってきます。
ネガティブな感情に無意識に陥ってる時は抜けるのが難しいですが、気付いて、手放すと決めて意識すれば徐々に変わっていきます。
人は意識によって、性格、習慣、見た目、考え方が変わります。
全て始まりは意識からだと思うと勇気が湧きませんか?
意識して行えばいいのです。
最近、私は意識して痩せようとしていますっっ!
airi
#16 正解を求める心
私はいつの日からか、どこかに正解があると信じて生きていきました。
では、大人になってその結果は?
正解はなかった、というのがひとつの答え。
あるいはすべて正解。
誰にでも育った環境の中で「これが正解」「これが間違い」だと言葉でも言葉でなくても教えられてきました。
しかし社会に出ると、それは単なるひとつの信念に過ぎなかった。
私のパートナーが生まれ育った環境では”ジョークで人を笑わせるのが礼儀”。
私が生まれ育った環境では”口数少なく、おしとやかでいるのが礼儀”。
二人が一緒になるとどうなるか?
互いに戸惑い、時には怒りが生まれたりすることもありました。
しかし、付き合いだしたとき、すでに私は心理学そしてインナーチャイルド の書籍を読み漁っていたおかげでその戸惑いや怒りが当たり前であると気がつきました。
戸惑いや怒りが生まれるのは当たり前であり、幻想です。
異なる環境で育った二人。
各自何が正しいのかを家庭で教えられてきて実践している。
なのに、相手は全く違うことをしている。
自分が教えられてきたことだけが正しいと思い込んで、他のものは間違いだと思い込み、ネガティブな感情になる。
それだけのことでした。
本当は色々な人がいるんだ、と心の底で気づけばよかったのですね。
子供から大人になれたような経験でした。
この経験をするために私たちは思い込みがあるのかもしれませんが。
あまりに正解を求め過ぎたり、自分の正しさを信じ込む力が強烈だと、それがネガティブ感情となって自分や他者を苦しめる可能性があるということをお伝えしたかったのです。
私は5年前、怒りの毎日でした。
結局は親から教わったルールを必死に守って、親に見捨てられないようにしていました。
そして、周囲の誰にも褒められず認められないことに対して「なんて失礼な人たちなんだろう。私はこんなに正しいことをしているのに。」と思っていたのです。
そして自ら人を遠ざけて、でも寂しいという悪循環に陥りました。
このように自分だけが正しいと思い込むと段々と苦しくなっていきます。
なので、私も正しいし、相手も正しい。
そういう見方をすると、どのような人も以前より受け入れられる気がしませんか?
また、中には態度の悪い、妙にとげとげしい人もいますよね。
ついつい苦手と思ってしまいますがそういう方は自分の傷に目も向けられず、トゲトゲすることで必死に守っている可能性があります。
「ああ、たくさんの傷をトゲトゲで守っているのか」と思うと、相手のことを想像でき、自分も相手も守る考え方ができます。
このように他人はすべて自分とは全く異なる価値観で生きてきた人たちで、他人の傷は自分にはわからないし、自分の傷も他人にはわからないと頭の隅に置いておくと自分の正しさを主張したい気持ちも和らいでいくかと思います。
ちなみに、自分の意見を述べることはとても大切だと思います。
意見を述べる時ほど、自分も相手も尊重するような考え方、話し方を心がけたいですね。
airi
#15 対人関係について
こんにちは。
今回は、私の対人関係について話そうと思います。
みなさんは、人間関係に関して悩みがあったりしませんか?
私は、現在はありがたいことに悩み無しですが、5年前からつい2ヶ月前までは強弱はあるもののずっと悩んでいました。
悩んでいるとも気づいてなかったかもしれません。
最近だと”不平不満を言い合うことで成り立つ友人関係”でモヤモヤしていました。
私には遠く離れた地域に友人がいました。
毎月一度、電話で連絡をとっていたのですが、誰かのことで悩み、それを解決するように互いに相談をし合うことが多かったのです。
それを私たちは、自分自身が成長するために良い会話してるね!と捉えていました。
ですが、私が心理学やインナーチャイルド などを学び癒されていくにあたって、私自身が他人で悩むことがなくなっていきました。
そうなると、その分相手の話を多く聞くことになり、また、相手のいつもの相談がただの不平不満や甘えに聞こえてしまうようになりました。
(もちろん実際の会話では、「それは○○さんが悪いね。大変だったね。気にすることないよ。」など声をかけていました。)
ですが、心の中では
「なんでそんなこと私に相談するの?」
「自分で考えればいいのに」
「私は毎日他人で悩むのが嫌だから調べまくってインナーチャイルド までたどり着いたのに、この人はまだ言ってるの・・・」
という風に口には出さずとも、うんざりするようになっていきました。
不平不満を言う人の気持ちは痛いほどわかります。
私もそうでしたし、今だに言いたくなる時もあります。
ですが、インナーチャイルドを癒した今、それはすべて親の愛情がほしかったから、親に認められたかったからという気持ちから来ているとネガティブの真理に気づいたため、不平不満を言いたくなったら自分の心と向き合うサインだと捉えるようになれたのです。
目の前の不満な出来事や人々はそれに気づかせるためのトラップだとも言えます。
そうなると、不平不満・愚痴を言っている人を見ると
「どうして不平不満を言いたくなる自分の心と向き合おうとしないんだろう。本当は親にしてもらいたいことだと気づけば良いのに。」とつい思ってしまいます。
(本屋に行けば心の歪みを見つめ直す本がわんさかあります。手当たり次第読んでいくとインナーチャイルド にたどり着きます。)
パートナーに対して
もっとこうしてくれればいいのに
もっとこうしてくれたら私は幸せなのに
友人に対して
もっと愛想良くしてくれたらいいのに
もっと優しくしてくれたらいいのに
それ、すべて親にしてもらいたかったことではありませんか?
あなたが親にしてもらいたかったことってなんでしょう?
紙に書き出してみてもいいですね、一度考えてみてください。
そして、大事なのは
これからあなたを幸せにできるのはあなたしかいないってことです。
あなたの心の本音を誰よりも知っているのはあなたです。
親でさえもあなたが望むものを理解しきれませんでした。
それなのにパートナーや友人が、あなたの望むものをすべて理解できるでしょうか?
できませんね。
だからこそ、他人に期待をして不平不満を言うのは良い悪いではなくて、もう違うのです。
よく腐れ縁と言いますが、どんなに昔から仲が良くても、互いが良くない状態で付き合っているのならばそれは健全とは言えません。
互いの足を引っ張るような不平不満を言い合う関係はよくありますが、一度考えてみてください。
不満を引き起こす出来事や人々のせいで気分が悪いのか?
本当はどのような自分になりたいかをよく考えてみると、目指す人格が少し定まるかもしれません。
私もまだまだ。
airi