インナーチャイルド 研究ブログ

あなたの「内なる子ども」と向き合ってみませんか

#3 感情を感じて表現する

 

前回は、インナーチャイルド が原因と知った後に、そのインナーチャイルド が現在のどの部分にネガティブな影響を与えているか見つけるワークを紹介しました。

影響が出ている部分をピンポイントで癒していくためです。

 

time-8.hatenablog.com

 

まだ、記事をお読みでない方はぜひご覧ください。

 

前回で、幼少期に刷り込まれた自己否定の言葉が出てきたと思います。

次のステップとしては、自分がその自己否定の言葉によって感じた感情を表現することです。

インナーチャイルド が傷ついている人は感情に目を向けることに慣れていません。

まずは、どのような感情を持っているのか気づくところから始めましょう。

 

次の3ステップに沿って、内なる自分の感情を感じてみましょう。

 

 

(1)感情を全身で感じる

 

自分がどのような感情を持っているかを感じてみましょう。

前回で出てきた自己否定の言葉を思い出してください。

 

例えば、「何やっても上手くいかない役立たずの私」という言葉が出てきたとします。

そうしたら、目をつぶって幼少期から現在までにそれを感じた瞬間を思い出します。

 

(例)

中学生のとき親から否定されたこと

大学時代、恋人に自分のやっていることを反対されたこと

社会人になって会社の人に冷たい言葉をかけられたこと

 

自分がどのような気持ちになっているか、目をつぶって全身で感じてみましょう。

 

体や心にどのような変化がありますか?

体が重いですか?

胸がざわざわしますか?

胸が締め付けられますか?

泣きたくなりますか?

 

自分の変化に気づいてみましょう。

ここからは全身で感じた感情をあらゆる方法で表現してみましょう。

 

 

(2)感じた感情を言葉で表現する

 

 

自分がしっくりくる言葉を出来事ごとに当てはめてみましょう。

怒り、悲しみ、悔しさ、憤り、落ち込み、無気力、無力感、絶望感、諦め

 

わかりづらい方は

イライラ、ムカムカ、シクシク、ハァ...、アーア等の擬音語やため息等も使用してみてください。

 

(例)

中学生のとき親から否定されたこと→怒り、絶望感、無力感、イライラ

大学時代、恋人に自分のやっていることを反対されたこと→悔しさ、悲しみ、諦め

社会人になって会社の人に冷たい言葉をかけられたこと→落ち込み、ハァ...

 

 

 

(3)感じた感情を紙に書いて表現する

 

真っ白な紙を一枚用意して、その紙にその時感じた気持ちを線画や言葉で書いてみましょう。

 

・紙がちぎれるくらいガーっと線を書く

・書き殴りで心の声を書く

 

できたらこの紙は「さようなら」と燃やしてしまいましょう。

燃やせない場合は、小さくちぎってゴミ箱に捨てましょう。

 

 

(4)感じた感情を口に出してみる

 

相手が思いつく場合は、怒りを感じる相手が目の前にいると想像します。

言いたいことを伝えてみましょう。

 

「本当は私、こう思ってて、だからあんな風に言われたくなかった。ものすごく腹が立って、二度と話したくないって思った」等

 

汚い言葉でも、感情的になっても、想像の中なので大丈夫です。

言い終わったら、自分がどのように感じたのか?内省してみましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は自分の感情を感じて表現するという内容でした。

 

インナーチャイルド が傷ついている方のほとんどが幼少期に親の顔色を伺い、親のために何かしようと努力をしてきたので、自分が感じている感情が置き去りになってしまいます。

 

では、今回のワークを通して一体何が変わるのか?

自分の感情に気づいて表現してあげることで、傷ついた内なる自分は癒されるのです。

 

「そう、これが言いたかった!」

「そうそう、悲しかったの!」

「めちゃくちゃ傷ついたんだから!」

 

このように、ワークが終わったときには、内なる自分が少し納得しているでしょう。

泣くとスッキリするのも、泣いて感情を感じきるからです。

 

自分が今まで抱えてきた辛さを感じる機会にしてみてください。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

airi