#4 感情を手放す
前回は、感情を感じて表現するという内容をお話ししました。
起こった出来事に対して自分がどう感じていたのか?表現していただけたでしょうか。
前回の記事をお読みでない方はぜひご覧ください。
今回は、感じた感情を手放すことについてお話ししたいと思います。
前回感じていただいた強い感情はいつまでも持っているわけにはいきません。
自分らしく前を向くにはその感情を手放すことが大切です。
以前の記事でもお伝えしましたが、人間は暗示にかかりやすい生き物です。
その特徴をうまく使ったワークを紹介したいと思います。
言葉の力
まずは言葉の力について説明します。
言葉の力は偉大です。
言霊といった呼ばれ方があるように、言葉には力が宿っています。
信じられないでしょうか?
では
「だめだね」と言われ続けるのと
「いいね」と言われ続けるのはどちらが良いでしょうか?
悪口・不平不満・愚痴を言っている人と
褒め言葉・前向きな言葉を言っている人、どちらと一日中一緒にいたいでしょうか?
相当ひねくれていない限り、ほぼ全員が後者を選ぶでしょう。
さて前者は、一体何が嫌なのでしょうか?
なんかすごく嫌、ですよね。
しかし、その感覚が物語っています。
人間が「なんか嫌だ」「なんか良い」と思うほど、言葉には力があります。
それでも信じきれない方は同じ食べ物を2つ用意して、片方には「おいしそう」もう片方には「まずそう」と言葉を毎日かけてみてください。
「まずそう」と声をかけている食べ物はみるみる腐っていきます。
(私も信じられなかったので実験しました。)
イメージワーク+言葉の力を使う
ここからyoutubeで紹介されていたイメージワークをご紹介したいと思います。
私が実際にやってみて楽になったので、気軽に体験する気持ちでやってみてください。
また、より効果的に感情を手放すために言葉の力を取り入れてみましょう。
①ご自身が前回感じたネガティブな感情を胸のあたりに感じます。
②それを両手で体から引き抜いて目の前に黒い物体として出します。
③「私らしく生きる為にこの感情を手放します。今までありがとう。」と手放す意図と感謝の気持ちを言葉にします。
④その物体が光の粒子に変わって空に飛んでいくイメージをします。
⑤綺麗な空気を吸っているとイメージして深呼吸をし終わりです。
終わった後もまだ自分の中にネガティブな感情が残っているなと感じたら、何度もやってみてください。
イメージが苦手な方へ
イメージが苦手な方は、前回も紹介した紙に感情を書き出して燃やすことをおすすめします。
前回は感情を表現することが目的でしたが、今回は手放すことが目的です。
燃やしたり、ビリビリに破いてゴミ箱に捨てる際に「私らしく生きる為にこの感情を手放します。」と口に出してみましょう。
(私はイメージが最初できなくて、よく紙を燃やしてすっきりしていました。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は感情を手放すワークを紹介しました。
※あんまりしっくりこなかった、実感がなかった方は、youtubeで感情を手放すためのワークを紹介している方が多くいらっしゃいますので、そちらを参考に、自分に合ったものをしてみてください。
前回のワークで自分がどのような感情を持っているか把握した後は、感情を感じなくさせてた人も激しい怒りや悲しみが湧いて苦しくなり、相手を責めたくなる状態になります。
「あなたのせいで」
「お母さんがあの時優しくしてくれたら」
「あの時傷つけやがって」
もちろん怒りは傷ついたことに対する健全な反応です。
ですが、それを受け止めてあげられるのは自分だと肝に命じてください。
相手を責めても何も変わりません。
相手に伝えても良いのですが、謝るとは限らないので期待しないことです。
もし前を向きたかったら、自分が感情を認めて、手放すと決意するのです。
心の中で相手を責め続けている状態で留まっている方が非常に多く、また、私自身も乗り越えるのが難しかったところです。
私はカウンセラー さんの手を借りてなんとかここまで来たようなものです。
相手ではなく、自分はこれからどうしていきたいのか?に注目してください。
本音では、自分のために生きていきたい、と誰もが思うはずです。
自分のために生きていきたいのなら、相手を責めている時間はありません。
感情をひたすら手放しましょう。
また、無気力の人が怒りを感じるのはとても良い兆候です。
無気力の人は自分の感情が全くわからないという状態なので、怒りを感じたら「やっと内なる自分の声が聞こえるようになった」サインです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi