#29 解釈を変える①白黒思考
本日は白黒思考についてお話ししたいと思います。
前回もお話ししましたが、インナーチャイルド の傷を癒すことと、傷により生じた考え方の癖を直すのは別のことです。
インナーチャイルド が傷付いている時は、他人からよく思われていないのではと思ったり、物事を完璧に仕上げないと気が済まなかったり、失敗したことをいつまでも引きずったり。
毎回同じ考え方をしていると当然ですが癖となっていきます。
インナーチャイルド を癒すと、以前より気持ちが楽になったりしますが、私の経験上染み付いた考え方の癖は意識して治していく必要があると思いました。
でも大体は「今わたし白黒思考していたな」と気づくことができれば、修正していけるものです。
白黒思考とは
白黒思考とはその名の通り「白か黒か」という極端な考え方のことです。
「0か100か」「敵か味方か」「できるかできないか」
あらゆる事柄に対して極端なように見られる時もあれば、人によっては”この時だけ極端”ということもあるようです。
なぜ白黒思考が幼少期の刷り込みによって生まれるのか?
私の見解ですが、絶大な信頼を置いている親からの言葉は子供にとってすべてとも思います。
例えば、親御さんが「学校のテストで点数が悪いやつは頭が悪い」という刷り込みを持って子供に接すれば、子供が20点以下をとった時に叱ったり実際に「頭が悪い」と言うかもしれません。
すると子供は「テストで低い点数をとる人は頭が悪い、ダメなやつ」と、この世の中に生まれてきて初めて気づきます。
そうすると次の日から子供が見る景色は、低い点数の子はダメなやつで、高い点数の子はすごい子です。
このように親御さんが「あれは〜だ」「これは〜だ」とジャッジが多いと子供もそれが当たり前と思うようになり、白か黒かとジャッジするようになっていくでしょう。
白黒思考をやわらげるには気づくことから
白黒思考をやわらげるには、まずは自分が白黒思考をしていると気づくことから始めます。
みなさんが日頃から決めつけていることがないか探してみてください。
例えば
会社の同僚たちがこっちを見てひそひそ話をしている
→きっと私の良くない噂でもしているんだわ
友人が私の話を遮って話はじめた
→やだ、ほんとにこの子って人の話聞かなくて自己中心的
預金にお金がない
→本当にわたしっていつも貧乏なんだよね
目の前のデザートを食べたい
→こんな時間に食べたら絶対太る
別の可能性を考える
上記のような白黒思考が浮かんできたら、別の可能性を考えるようにします。
同僚たちは自分に何かを相談したいのかもしれない。
話を遮った友人は最近人に思う存分話せる機会がなくてつい話したくなってたのかもしれない。
今生活できる分はあって、一応生きてるからきっと大丈夫かも。
今日食べて明日は我慢すれば全然大丈夫かも。
少しでも自分が楽になれるような言葉を考えてみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
刷り込みによって生じる癖は様々ありますが、今回は私も結構困っていた白黒思考についてお話ししました。(今も少し困っている...^^)
これは完全に癖が治るというのはないと思いますし、誰にだって多少はあるものなので完全になくそうとしなくて良いです。
私の場合、忙しくてストレスが溜まっているときは、つい白黒思考になりがちです。
その度に一旦深呼吸して別の可能性を考えています。
みなさんも自分のペースで進めるのがおすすめです。
次回からも続々と刷り込みによって生じる考え方の癖についてお話しします。
お読みいただきありがとうございます。
airi