#26 幼少期の刷り込みを具体化する
こんにちは。
前回はインナーチャイルド を癒すイメージワークを紹介しました。
上手くできなかった気がする...という人は、youtubeに声で誘導する動画も沢山出ているので検索してみてくださいね。
さて、今回は”幼少期の刷り込みを具体化する”というお話。
これは私がカウンセリングを受けた経験をもとに書いていきます。
幼少期の刷り込みには、人によって様々ですが大人になった私たちを苦しめるのは「私はいい子でいなければ愛されない」「私は優しくしなければ愛されない」等、ほとんどの人が「私は〜しなければ愛されない」という刷り込みがあると思います。
例えば親から「〜しないとお母さん怒るよ!」「〜しないならここに置いてくよ!」と言われたり、「我慢して偉かったね」「いい子だからお金あげるね」などそういう言葉たちがこういった刷り込みを創ります。
今回お話したいことは、みなさんの中に出てきた刷り込みは具体的にどのような状態を指すのか考えてみると、みなさん各自の基準が見えるということ。
「いい子」ってどういう状態?
「優しい」ってどういうこと?
もしかしたらそれは偏った思い込みかもしれないと気づく機会になれば嬉しいです。
自分の刷り込みを見つけて考えてみましょう。
幼少期の刷り込みを見つける
#2では、大人になった現在で悩んでいることに焦点を当てセルフイメージ(刷り込みのもととなる自己イメージ)を見つけるワークを紹介しています。
ぜひ、まだ見つけてない方はやってみてください。
ここでの例として出したセルフイメージは「私は頭が固くて面倒で人を苛立たせる存在」でした。
つまり、「私は頭が柔軟でいなければ愛されない」という刷り込みがあります。
※「頭が柔軟」というのは少し分かりづらいですが、例えば「聞き分けが良い」「人の意見をよく聞く」「上手く立ち回る」という風に考えられます。
私が見つけたセルフイメージは「私は役立たずな存在」でした。
これは「私は役に立たなければ愛されない」という刷り込みがあるということ。
具体化してみる
刷り込みが出てきたら具体化してみましょう。
「私はいい子でなければ愛されない」
いい子って例えばどういう状態?→人の言う事を聞く、反論をしない、我慢する
「私は優しくしなければ愛されない」
優しいって例えばどういう状態?→笑顔で接する、頼まれたら必ずする
「私は役に立たなければ愛されない」
役に立つって例えばどういう状態?→頼まれごとをする、困っていたら助ける
具体化した答えに疑いをかける
人の言う事を聞くこと・反論をしないこと・我慢することがいい子ということなのか?
笑顔でいること・頼まれたら必ずすることが優しいということなのか?
頼まれごとをすること・困っていたら助けることが役に立つということなのか?
そして、あなたは本当にそれをしなければいけないのか?
問いかけてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
出てきた刷り込みがどういう状態を指すのかを考えてみると、偏った思い込みが出てきます。
補足でお話すると、海外では「ちゃんと断れること」「自分の意見を言えること」「反論できること」「欲しいものをほしい」と言えることが良いことととされています。
また、「謝らない」というのも有名な話です。
もちろん「だから海外は良い」という話ではないし、日本と海外のどっちが良いという話ではありません。
偏った思い込みに捉われずに、その時の状況や自分と相手の気持ちを考慮して、その時の最善であろう選択をすることが私は大切だと思います。
相手が困っていたら手助けするのも優しさだし、相手の成長のために手助けしないことも優しさですよね。
役に立つというのも、自分にとっては「役に立てたぞ!」と思っても、相手からは迷惑と思われているかもしれません。
白黒思考とも呼びますが、何が良くて何が悪いというように決めつけてしまわずに「今はどういう風に言動・行動したら最善かな?」と考えてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
airi