インナーチャイルド 研究ブログ

あなたの「内なる子ども」と向き合ってみませんか

#9 マイルールを見つける

 

前回は、幼少期の刷り込みのひとつであるマイルールについてお話ししました。

他人に対して憤るときは、マイルールを基準に生きていないか確認してみてください。

 

time-8.hatenablog.com

 

では、そのマイルールが幼少期の刷り込みだとしたら、何をすればいいのかを今回はお話ししていきます。

 

 

マイルールを見つける

 

みなさんの中に存在しているマイルールはどのようなものがありましたでしょうか。

自分の感情が揺さぶられるものを特に思い出してください。

他人を見て憤るシーンを振り返ると思い出しやすいでしょう。

 

例えば、私の場合ですと「遅刻するのはだらしないので、するべきではない」です。

誰もが持っていそうなルールですね。

学校に通っていた経験や親から怒られた経験などから、このようなルールを作ってしまったのです。

 

その結果どうなったか?

私の大学はクラス制で毎日出席をとっていたのですが、その度に遅刻する人を「だらしないな」と見下していました。また、遅刻した人がへらへら笑っていたり、人を頼っている姿を見ると無性に腹が立っていました。たまに遅刻する人に関しては何も思わなかったのですが、何度も遅刻する人に対してものすごく怒りが湧いてました。

 

「遅刻しておいてなぜへらへらしているんだろう?」

「遅刻しておいて人を頼って時間を奪おうとするなんて図々しい」

そんな風に思っていたのです。

 

しかし、冷静に考えると遅刻したのはその人の責任であり、自分は時間通りに来ているのだから気にする必要はないですよね。

他人のことなのに、どうしてここまで気にしているのか当時は自覚もなかったのです。

 

何が起こっていたかというと、私が必死こいて守ってきた「遅刻するのはだらしないので、するべきではない」というルールを軽々と破っているように見えたので無性に腹が立ったのです。それだけ、無理して遅刻しないように生きてきたのです。

 

 

 

見つけるだけでOK

 

否定的な自己イメージに関しては傷が深いものに対して育て直し等紹介しましたが、マイルールに関しては見つけるだけで良いと思っています。

 

おそらく見つけるだけでホッとするでしょう。

多くの人はなぜこんなに怒りが湧いてくるのか気づいていないのではないでしょうか。

 

「あいつむかつく!」

「あんな人にはなってたまるか!」

 

そう思ったら、あなたが必死に守ってきたルールをその人が破っていないか見てみましょう。

 

ちなみに、マイルール関係なく心の底から「あのような人にはなりたくない」と思ったら、怒りなどが湧いてくる前にサーっと離れると思います。

私とは住む世界が違うなとか、別次元のものを見てしまったわ、見なかったことにしよう、という感じで冷静にスルーすると思うんですね。

 

他人に対して怒りが湧くということは、マイルールが発動しているというサインです。

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は、マイルールを見つけるという内容をお話ししました。

マイルールとは、幼少期に刷り込まれたものです。

 

こういうものが自分の中にあると気づくだけで、他人を見て腹が立った際に「あ、私、マイルールを他人に押し付けて勝手に怒ってない?」と自然と思うようになるでしょう。

 

ちなみにマイルールも白黒思考だということに気づいていただけたでしょうか。

 

「遅刻してはいけない」というルール。

このルール自体存在しませんよね。

では「遅刻してもいい」のか?というとそれも少し違います。

 

何らかの理由があって遅刻したのなら、事前に連絡すればよいし、連絡しなかったとしてもそれはその人自身の責任であり、その後に謝罪すれば良いのかもしれないし、遅刻したとしてもやることはやってくれたらいいのかもしれない。

確かに大事な会議の際に遅刻したら、みんなに迷惑をかけるかもしれませんが、自分が出番のない会議だとしたらそんなに支障はないかもしれません。

 

遅刻してはいけない、してもいい、で決めつけるのではなく、その場の状況によって変わってくるので決めつけられないということです。

 

何より他人のことは自分には関係がない、というのも大切です。

自分がどう生きていきたいか?どう在りたいか?そこに集中していれば良いのです。

 

 

少し難しい話になってしまったかもしれませんが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

ありがとうございました。

 

 

airi