インナーチャイルド 研究ブログ

あなたの「内なる子ども」と向き合ってみませんか

#6 暗示かけ直し

 

 

前回はインナーチャイルド を育て直すワークを紹介しました。

 

time-8.hatenablog.com

 

まだお読みでない方はぜひご覧ください。

 

私たちの忙しない日常では、感情を手放しても再度ネガティブな感情に陥るのは当たり前のことです。

大切なのは、その都度内省し感情に振り回されないことです。

一度立ち止まって「それって本当にそうかな?決め付けてない?もっと違う見方ができるんじゃない?」と内なる自分に問いかける癖をつけていきましょう。

 

今回は、インナーチャイルドを育て直す際にさらに背中を押してくれる「暗示のかけ直し」を紹介します。

 

 

 

暗示のかけ直しとは?

私がここで言う暗示のかけ直しとは、ネガティブな暗示を解く為に心が上向きになるような前向き言葉を自分にかけ続けることです。

 

 

元々ネガティブな暗示にかかっている私たち

現代では約20年間、同じ親と過ごす方がほとんどです。

家庭では親のみがお手本になるので、親の言葉、態度、行動が子どもに刷り込まれていきます。

 

特に親からの言葉が子どもの自己肯定感に影響を与えます。

 

「あーもー貸してっ!とろいな!」「静かにしろよ、うるせえな!」「そんなことしちゃだめでしょ!」「いくらお金を払ったと思ってるの?」「いい子にしてれば、優しくするからね」「わがまま言うな!」「言うこと聞けないなら出ていけ!」「口ごたえばっかりして悪い子ね」

 

こういった言葉を日常的に言われることにより、子どもは「自分が悪いんだ」「愛されてない」「認められていない」等の思い込みを作り、自己肯定感が低くなります。これが私たちに元々かかっているネガティブな暗示です。

 

こうしたネガティブ暗示を解く為に「私はできるよ」「素晴らしいよ」「そのままでいいよ」等

”今のままで十分だよ”という意図をもった言葉で、自分で自分をポジティブに暗示し直すことが大切なのです。

 

 

暗示にはネガティブなもの・ポジティブなものがある

上記で説明したように

ネガティブ暗示は、幼少期に親から刷り込まれたこと・自責の言葉を刷り込むこと

「私はだめだ」「怒らせた悪い子だ」「役に立てない」「一番になれない」等

 

ポジティブ暗示とは、自分が前向きになる言葉を刷り込むこと

「私はできる」「そのままでいて良い」「生きているだけで十分」「私は私の良いところがある」「他人は関係ない」「私は私らしくいればいい」等

 

 

 

あなたのネガティブ暗示は何?

 

ここからはポジティブ暗示用の前向き言葉を作っていきましょう。

 

まず、みなさんが今かけられているネガティブ暗示は何だったでしょうか?

#2で出てきた否定的な自己イメージを振り返ってみましょう。

 

(例)

「頭が悪くてのろまで人をイラつかせる私」

「何をやってもうまくいかない私」

 

出てきたものがみなさんが幼少期から、そして現在も自分で自分にネガティブ暗示している内容です。

 

#2の記事はこちら↓

time-8.hatenablog.com

 

 

前向き言葉を作ってみよう

 

みなさんの否定的な自己イメージを元にオリジナルの前向き言葉を作ってみましょう。ポイントはありのままの自分を認めるような言葉です。

 

(例)

「頭が悪くてのろまで人をイラつかせる私」

→「ゆっくりやると丁寧でいい」「私はそのままで十分」

 

「何をやってもうまくいかない私」

→「うまくいったこともたくさんある」「失敗から学ぶことは大きい」「生きているだけで十分」

 

 

自分がホッとする言葉を探してみてください。

 

※「私は頭が悪い」という自己イメージなのにいきなり「私は頭が良い!」と暗示をかけると、とてもじゃないがそうは思えないという反発が起きる可能性があります。

その場合は「◯◯は得意だし得点も高い」等自分の心に無理のない範囲での言い方にしてみましょう。また「苦手な分野は誰にでもある」「私はこのままで十分頑張っている」等。

 

 

日常で唱えていこう

 

ポジティブ暗示用の言葉が決まったら、日常で唱えていきましょう。

特に朝起きたての状態は潜在意識に届きやすいので、おすすめです。

(朝起きる→布団の中で「私は今のままで十分素敵」と唱える→起き上がる)

 

難しい場合は、朝起きた時、昼休み時間、寝る前などリラックスした状態で少しずつ唱えていくと無理がなくていいと思います。

 

初めは一日10回から始めると良いでしょう。

慣れてきたら50回がベストかなと思いますが、無理は禁物です。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

前回のインナーチャイルド を育て直す内容と似通った面があるので、やりやすいかもしれませんね。

コツは、自分がホッとする言葉にすることです。

これを言われると安心する、という言葉を考えてみましょう。

思いつかない場合は、人からどう言われると安心するか想像したり、周りにいつも安心する言葉をかけてくれる人がいたらその人を参考にしてみてください。

 

一度きりの人生です。

ネガティブ暗示にかかって、一日中ネガティブになるのはもったいないです。

ぜひ、自分専用の前向き言葉を使ってポジティブ暗示をかけていきましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

 

airi