#12 愛がほしいだけ
「友人からこんなこと言われた」
「彼氏が私を大切にしてくれない」
「上司は認めてくれない、褒めてくれない」
世の中の悩みはこのようなことで溢れかえっていますね。
特に、対人関係ほど私たちの頭を悩ませるものはありません。
でもね、ちょっと立ち止まってほしいんです。
私たちが悩みを抱えているときって
愛されない
認められない
まだ不十分である
ってときじゃないでしょうか。
さて、それは誰から愛されないのでしょうか。
誰から認められないのでしょうか。
誰から不十分だと言われたのでしょうか。
それは、自分の親です。
いつもいつもみなさん頑張っていますね。
もちろん、自らの人生に楽しさを見出して目標に向かっていくことが喜びの方もいらっしゃると思いますが、もし慢性的な生きづらさを抱えているとしたら一度考えてみてください。
あなたは誰に認められたくて、そんなに頑張っているのでしょうか。
誰に愛されたくて、怒ったり、悲しんだりしているのでしょうか。
ほとんどの人は、親から愛されたくて、認められたくて仕方ないのです。
目の前の人からではないのです。
目の前の人がたっぷり愛の言葉をかけてくれたとしても、一時的には癒されますがすぐにまた不足感が襲ってきます。
相手は親ではないからです。
どうしたらいいか?
あなたが親に思っていることを紙に書いてください。
口に出してください。
悲しかったこと、してほしかったこと、わかってほしかったこと...
なんでもいいので、書きましょう。
口に出しましょう。
こんなこと言ったら、いい歳してわがままかな?とか思わなくて良いです。
こんな汚い言葉言っちゃって大丈夫かな?、大丈夫です。
多くの人が親への反抗に抵抗があります。
それは、親のことを愛しているからです。
私たちは無条件で親のことを愛しています。
だから、愛されたかったと思っているのにも関わらず、我慢して言えずに苦しくなるんですね。
親に直接言うなんて恥ずかしいという方も、紙なら大丈夫。
書いた後は、燃やしてしまうか、ビリビリに破いてゴミ箱に捨ててしまいましょう。
#3と#4では感情を表現したり、手放すワークをシェアしていますので参考にしてみてくださいね。
私たちは、愛がほしいだけなんですね。
もちろん、みなさんの親もちゃんと愛してくれていました。
どんなに厳しかろうが、どんなに半人前の親だろうが、どんなに貧しかろうが、その根本には必ず愛があったはずです。
誰がなんと言おうと、高い視点から見ればそこには愛があります。
それを上手く伝えられない親がいて、上手く受け取れない子供がいるだけです。
私たちもその一人です。
そして、生きづらいと思うのは、親への思いを消化しきれてないからです。
親の愛情がほしいのに、他の人に求めてしまって、人間関係が上手くいかないという人が多いと思います。
まずは、目の前の人ではなく、親から愛されたかったんだ、認められたかったんだ、十分だよって言われたかったんだと気づくところからはじめてみましょう。
airi