#1 生きづらい原因はこれだった
ふとした瞬間に、怒りが湧く・苛立つ・悲しくなる・落ち込む・無気力といったことはありませんか?
そのような状態は私たちを激しく乱し、対人関係や日常生活にまで影響を及ぼしたりします。
今回はそういった感情が湧く原因、つまり「人間が生きづらいと思う根本的な原因」をお話ししたいと思います。
感情を乱すのは ”インナーチャイルド ”
みなさんはインナーチャイルド という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
直訳すると「内なる子ども」です。
主に、大人になった自分の中に子ども時代に傷ついた自分がいることを指して使用されている言葉です。
これは誰しもの中にいます。
子ども時代に傷ついた経験がない人などいないからです。
子ども時代に満たされない思いや傷ついた経験をし、それが大人になっても日常生活のちょっとした出来事で疼き、怒りや悲しみ、無気力となって出てきます。
子どもの自分が拗ねたり泣いたり起こったり大暴れしているようなイメージです。
ネガティブ思考が止まらない人、怒りの感情が抑えられない人等は、自分の中にいるそういった存在をコントロールできずにいる場合が大いにあります。
まずは、自分から湧き出る感情は子どもの自分から発されているサインだと捉えてみましょう。
インナーチャイルド が伝えたいこと
では、どうしてインナーチャイルド は暴れるのでしょうか?
それは、わかってほしいからです。
なにを?
本音を、です。
本当は我慢してきた。
本当は悲しかった。
本当は抱きしめてほしかった。
本当はこれを伝えたかった。
本当は泣いて叫びたかった。
内容は人によって異なりますが、ほとんどが親(特に母親)との関係において「わかってもらえない」「愛されない」という気持ちを抱いた方が多いでしょう。
満たされない思いというのは、大人になっても根強く私たちに染み付いています。
その為、大人になってから子ども時代と同様に”わかってもらえない・愛してもらえないと思う状況”に遭遇すると「ああ!ほらまた!」と激しい怒りや自己否定に襲われたりするのです。
そして、その相手はパートナーや友人、会社の同僚など親以外の人物であることも多いでしょう。「わかってほしい」「愛されたい」という欲望が親に対してだとは気づかずに、日常の対人関係で発し続けてしまうのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、私たちの生きづらさの原因はインナーチャイルド にあった、という内容をお話ししました。
このように
・生きづらい原因は幼少期にあった
・感情が揺れるときは内なる子どもが暴れている
と頭の隅に入れておくだけでも自分の状態を俯瞰することの第一歩になると思います。
また、大切なことは親がすべて悪いわけではないということです。
すでに親のことを憎んでいる方がいたら耳が痛いかもしれません。
親がすべて悪いわけではないというのは、親に怒りを抱くなということではありません。
自分にされたことに怒りを抱くのは人間として健全な反応です。
家族の背景を頭に入れておくということです。
親のまた親も親を傷つけ、そのまた親も親の親を傷つけ、そのまた親も親の親の親を..という風に世代間で連鎖しているものなのです。
親が自分にしたことに怒りを抱くのは健全ですが、親がすべて悪いと思うのは偏った思考だと一線を引いておきましょう。
そもそも完璧な親などいない、自分も子どもを一切傷つけない親になれるか?と聞いたら全員がNOと言うでしょう。
子育ては自分とは全く別人格の理解不能な人間を育てていく修行のようなもの。
試行錯誤、トライアンドエラーして育てなければやっていけません。
その中でその子を傷つけてしまうこともあるでしょう。
もちろん中には、傷つけているとわかっていながら傷つけてしまう親、子育ての仕方が全くわからないまま改善もせずに育ててしまった親など、一般的に見ると親に相応しくないように見えます。
しかし、どのようなことがあっても、大人になった私たちがすることは傷つけられたことに憤慨し悲しみ続けるのではなく、どうしたらここから抜け出せるのか?と、自分の傷と向き合い自分の人生を作っていくことです。
今回は、生きづらい原因に絞ってお話ししましたが、このブログではインナーチャイルド を癒す方法、そして子ども時代からの考え癖を修正してくワーク等を紹介していきたいと思います。
一緒に自分らしさを見つけていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
airi